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2005年 02月 18日
Gの性ホルモン構造を解明 効率的駆除法開発に道
すごい!
これで確実に駆除できるようになったらいいなぁ。
これで確実に駆除できるようになったらいいなぁ。
チャバネゴキブリの雌が分泌する性フェロモンの構造を、米コーネル大の野島聡・元博士研究員(現・信越化学工業主任技術員)らが解明し、18日発行の米科学誌「サイエンス」に発表した。これを人工的に合成し、ごく微量で雄を引き寄せることにも成功した。ゴキブリの効率的な駆除に応用できるという。
チャバネゴキブリの性フェロモンの存在は93年に確かめられたが、化学的に不安定なため解明が進まなかった。
野島さんらはまず、1万5000匹分の雌のフェロモン分泌腺から抽出物を取り出した。雄の触角を検出器代わりに使って、抽出物の中から性フェロモンを選び出し、市販の分析器を高精度に改良した装置で性フェロモンを壊さずに精製した。最終的に5マイクログラムを精製し、構造も特定した。
性フェロモンは炭素、水素、酸素からなる。チャバネゴキブリの学名から「ブラテラキノン」と命名した。人工的に合成したブラテラキノンは室内実験で0.1マイクログラム、野外でも1ミリグラム以下で雄を集めることができた。
これを使って集めて、殺虫剤を散布すると、効率的に駆除できる。野島さんは「居場所を特定せず定期的に殺虫剤をまく方法に比べるとコストが安く、健康や環境への影響が少ない。ゴキブリに薬剤耐性ができにくいのも利点だ」という。
京都大大学院農学研究科の佐久間正幸教授(昆虫生理学)は「不安定な物質を、微量でも分析する技術を磨いたことが成果につながった。チャバネゴキブリは世界中に分布する害虫だ。応用の範囲も広いだろう」と話している。
(from MSN-Mainichi INTERACTIVE)
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