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2005年 10月 15日

“半草半獣”の新種微生物、「ハテナ」

同じ生物なのに、半数は藻を食べて動物のように暮らし、残り半数は植物のように光合成で生きる海洋微生物を、筑波大の研究グループが発見した。


こ、こいつはすげぇ~!!詳しいことは全然理解できないんだけども、新しい発見なんだから、今後何かに応用できるかもしれないんだよなぁ。楽しみ。

謎の微生物ハテナ:筑波大の研究グループ、砂浜で発見

20051015hatena.jpg
べん毛虫の一種の海洋微生物(左)。細胞分裂すると、一方は緑色にもう一方は無色の性質の異なる細胞になる(右)
 同じ生物なのに、半数は藻を食べて動物のように暮らし、残り半数は植物のように光合成で生きる海洋微生物を、筑波大の研究グループが発見した。このような生物の発見報告はなく、研究グループは「謎の」という意味で「ハテナ」と呼んでいる。海洋微生物から植物への進化を解き明かす可能性があり、14日付の米科学誌サイエンスに発表される。

 この微生物は長径約30マイクロメートルで、単細胞のべん毛虫の一種。和歌山県の砂浜で偶然、見つかった。この微生物は体内に藻を持ちもともとは緑色。細胞分裂して二つに分かれると、一方は藻を受け継ぎ緑色になるが、もう一方は受け継がず無色の細胞になるという特異な性質を持つことが分かった。

 無色の細胞は口のような器官が発達して藻を与えると食べることも確認した。研究グループは、これらのことから微生物の半数は親から受け継いだ藻で光合成しエネルギーを生み出す「植物型」、半数は捕食した藻をエネルギー源として生きていく「動物型」であると結論付けた。

 海洋微生物が植物に進化する過程では、べん毛虫のような微生物が藻を取り込み、藻の葉緑体だけが発達。藻のその他の器官は退化し、葉緑体のみが残ったと考えられている。

 研究グループの井上勲教授(植物系統分類学)は「“半植半獣”ともいえる生物の発見は、海中の単細胞生物が植物へ進化していくステップの一端を示しているのではないか」と話している。

from:
MSN-Mainichi INTERACTIVE

TBありがとうございました。【2005/10/15(Sat) 12:25】

from: mio  [URL] [編集]




TBありがとうございました。ハテナ・・・面白い特徴を持った生物ですよね。私もニュースを読んで、おぉ!と思ってしまいました。【2005/10/15(Sat) 12:28】

from: mio  [URL] [編集]




えぇ、なにやら面白いものに応用が出来るといいですねぇ!【2005/10/15(Sat) 16:00】

from: issei  [URL] [編集]




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